スタッフのハルです。
だいぶ時間がたってしまったのですが、2018年9月に行った「アクティブ・ブック・ダイアローグで『ワールドカフェ』の原点を読む」
のご報告です。
ご案内文はこちら。
https://taiwalab.blogspot.com/2018/07/91.htmlABDでは1冊の本を、集まった全員で力を合わせて約1時間で読破します。さらに、学びのエッセンスを対話しあうことで、感動や学びを共有できるという、大変ユニークで楽しい読書法です。
最近いろんなところで開催されているABDですが、2~3時間でいろんな要素を省いてやっているところもよくあります。
対話ラボならでは、4時間ゆったり取って、こんな時間がつくれました。
・序章でサマリーづくりの練習→「あってよかった!」
・リレープレゼン改めて感じたワールドカフェのエッセンス
・対話の時間をゆったり
・ABD手法についての振り返りの時間
■大事にしたグランドルール→「うまくやらなくてOK」
企画メンバーの半数以上がABD体験初めてで、企画のミーティングの際に出た話は「自分がうまくできるか不安!」ということ。参加者も同じ気分になりやすいと思い、少しでも参加してもらいやすいようにこんなグランドルールを説明してから始めました。
はじめての人、ワークショップに慣れてない人もいるなら特にこんな風に前提を作るの大事かなと思います。
・自分が大事だと思ったことを書けばOK
・うまくやらなくてOK
・お互い様々な発表を楽しんで
字がうまい人も、絵が下手な人も、話すのがうまい人も、いろいろいます。誰がうまくやったとか関係なく、みんながそれぞれ頑張って、一緒に全体の学びを作るのがABDの大事なところです。
■序章でサマリーづくりの練習→「あってよかった!」
ABDの公式マニュアルでも紹介されている練習の時間やってみました。本番とは違い、一人約2ページ、プレゼン時間30秒という設定です。
(本番は15〜30ページを約2分)
これ、他のABDイベントだとほぼカットされる要素なのですが、はじめての人が多いならやるの本当におススメです。
「あ、こんな風にまとめればいいのか」という感覚がだいぶ違います。
振り返りでもあってよかったという意見多数。
リレープレゼンの時間こそが学びを得る時間の中心になるのですが、
そこの時間をこころ落ち着かない状態で過ごすなら学びも半減してしまうので。
時間は、なかなか一人30秒でやるのは難しく、予定時間の倍、40分ほどかかってしまいました。とはいえ、次の本番で時間が倍になるより、いいのではと思います。
■リレープレゼン→改めて感じたワールドカフェのエッセンス
この本は様々な人がワールドカフェにまつわるストーリーを語る形で構成されています。それぞれ1章ずつ分担して読み込み、プレゼンをしていったのですが、
それぞれの語り手の話がかさなり、繋がっていく感じ本当に面白かったです。
七つの原理もそれぞれが独立してあるのではなく、それぞれが繋がり、影響しあうものとして語られているのもわかりました。
■対話の時間をゆったり
リレープレゼンの後は学びを深める対話。今回はそれぞれ興味を持つ点が異なると思ったので、こんな問いで対話しました。
「どのような考え方やストーリーを興味深く感じましたか?」
居心地のいい空間をどう作るかや、多様性をどのように意識するかなど、様々な視点で話がされていました。
■ABD手法についての振り返りの時間
対話の後は手法について学ぶため振り返る時間も取りました。
以下4つの枠について、「感想」と「ポイントと感じたこと」の2点をマトリックスで出してみます。
・オリエンテーション
・分担
・読み込み資料作成
・リレープレゼン
このような感想の一つ一つが、自分でやってみるときにどうすればいいか考える助けになります。
自分は何度かABDをやっていたのですが、改めてでてくる感想、非常に面白かったです。
■参考リンク
あくまで計画時点のものですがタイムスケジュールです。https://drive.google.com/file/
ABDの関連サイト
http://www.abd-abd.com/
マニュアルのダウンロードができます。
対話ラボでこういう面白い学びの場をつくるのがいつも楽しいです。
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